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ただいまの机上絵本--「わたしは青なの」その2
2007.01.27 (23:53) 絵本のついてのetc
ただいまの机上絵本--「わたしは青なの」---その2

絵本に限らず、音楽であれ映画であれ、心の奥底に響くような作品に出会うと、
作者がどういう人であるかということにとても興味が湧きます。

性別や国籍はもちろんのこと、
なにより“どんな生き方をした人なのか”ということに。

前回のコラムでご紹介した「わたしは生きてるさくらんぼ」についても、
同じ作者による作品を読んでみたいと思って探してみました。

この絵本に記されている作者名は“デルモア・シュワルツ”。
巻末に、彼が優れた評論家であり、短編小説家であり、詩人でもあるという簡単な作者紹介が掲載されています。(イラストを手掛けたバーバラ・クーニーに関しては、日本でも相当数の翻訳絵本が出版されています)

とりあえず作者名だけで他の作品を探してみましたが、収穫はゼロ。
けれども、評論家で短編小説家で詩人なら、児童書ではなくとも何らかの作品が出版されているはず、と枠を広げて調べてみることにしました。
結果、小説やエッセイなど、数はそれほど多くないもののいくつかの作品を発見。
翻訳されているものはほんの2.3点で、
児童書に関しては、原作からして1作品しかないことが分かりました。
ちなみに、代表作は、
In dreams begins responsibility 「夢で責任が始まる」
という短編小説で、村上春樹氏や、柴田元幸氏ら五人の翻訳者がお気に入りのストーリーを紹介するというスタイルで出版された『and Other Stories とっておきのアメリカ小説12篇』(文藝春秋、1988)というアンソロジーに収録されています。
 
一般的には「わたしは生きてるさくらんぼ」よりも、「夢で責任が始まる」の作者としてデルモア・シュワルツの名は知られているようで、彼のことを調べたければ、小説家、もしくは詩人としての軌跡を辿った方がよさそうです。 しかし、そうして得た情報のほとんどに「わたしは生きてるさくらんぼ」についての記載はなく、小説や詩から彼の名を知った人には、案外この絵本の存在は認知されていないのかもしれません。   
 ・・・・・つづく
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ただいまの机上絵本--「わたしは青なの」
2007.01.24 (21:07) 絵本のついてのetc
「一番好きな絵本は?」とか、
「おすすめの絵本ベスト3は?」とか
そんな質問をされると私はいつも考え込んでしまいます。
07-1-24.jpg

わたしは生きてるさくらんぼ
ちいちゃな女の子のうた
>>本屋さんで是非!!


好きなイラスト、好きなお話、好きなデザイン・・・
はいくつもあって
どれが一番かを決めることなど到底できません。

しかも、多くの感動は自分の趣向を越えたところにあるので
お気に入りは増える一方です。

けれども、折にふれ脳裏に浮かぶ“プレシャスな絵本”は
確かにあります。
例えばこの作品もその一つ。
昨日、なぜかまた急に思い出して、
本棚から引っぱりだしてきました。

懐かしい思い出がからんでいるとか、
作者に思い入れがあるとか、
そんな特別な理由があるわけではありません。
初めてこの本を開いた時に感じたものが、
純粋に心に強く焼きついているのです。
絵のタッチが好きとか、お話が好き、
というのともちょっと違います。

私にとってとりわけ印象的なのは、
この作品の「私は青なの」という部分です。
その“青”が、バーバラ・クーニーの美しいイラストと共に見開きで表現され、
他にも、赤や緑や金の頁があります。

「私は青が好きなの」でも
「私は青ざめているの」でも
「私のイメージは青なの」でもなく
「私は青なの」・・・です。


わたしは なりたいとおもったら いつでも
あたらしいなにかに なれるのよ
わたしは リンゴ わたしは プラム わたしは 木 わたしは 猫
・・・・

わたしは いつも わたしでしょう
わたしは いつも あたらしくなるのよ(一部抜粋)


木のようになるのではなくて、木そのものになる
青くなるのではなくて、青そのものになる

わたしはあなた
わたしはわたし以外のすべて・・・

こんなことを、小さな女の子のうたにのせ
“絵本”というかたちで表現してしまうなんて!!
それは「わたしは青なの」という言葉と同じくらいに
感動的なことに思えます。

こんな本にわたしごときが書評をつけることなど
とてもできません。
「わたしは青なの」という存在のどこに
偏狭な概念を投影する隙があるでしょうか。

だからもう、ただ「こういう絵本がありますよ」としか
紹介できないのです。

ボローニャから・・・
2007.01.21 (22:05) 店主Aのprecious
これぐらいの時期になると、毎年イタリアに住んでいる友人が
「いつボローニャに来る?」と メールをくれるのですが。
今年はなんと、その友人が一時帰国の合間をぬって遠路はるばる遊びに来てくれました。
しかも、イタリア人のフィアンセを連れて。

彼女とはたびたび日本で会っていますが、
フィアンセさんと会うのは前回ボローニャに行った時以来。
まさか、日本で再会できるとは思ってもいませんでした。

新幹線で到着するというので、熱海の駅でお出迎え。

「この街は、日本のナポリって呼ばれているんだよ〜」
「このホテルには、ローマ風呂があるんだよ〜」などと
笑いを誘いながら街を軽く案内し、
彼が来たのでお正月になまものをほとんど食べていないという彼女のために
お刺身が食べられるお店に直行。

彼はテンプラ御膳、私たちは彼女の希望でデコレーション・サシミを注文しました。
デコレーション・サシミというのはつまり、舟盛りのこと。(笑)
運ばれてきた大量の刺身に驚いたフィアンセさんは、何枚も写真を撮っておりました。

今年、ボローニャにいかれる方もいらっしゃると思うので、
彼等から聞いたイタリア情報をちょっとだけ・・・

まずは、とにかく早めにホテルを押さえていた方がよさそう。
今年に限ったことではありませんが、ボローニャは来訪者数に比べて
宿泊施設の数が少なめです。

それから、イタリアでは物価高に歯止めがかからず、日本に帰ってくると
何もかもが安く感じるといっていましたよ。

現地で買ったエアチケットは、往復で1000ユーロだったそうです。
時期的なこともあると思いますが、日本で買う方が安いと思います。
最近、エアチケットには表示価格以外に燃料サーチャージ代が
別途必要になりますので、額面を見ただけでは即判断できませんが、
エアチケットを選ぶ時にはよくよく検討した方がよさそうです。

その他、タレパンダのアニメが放映されているとか、
やっぱり、宮崎作品が人気だとか・・・etc.

それからそれから、イタリアの結婚制度についても詳しく話を聞きましたので
何か知りたいことがありましたらお問合せください。。。。
って、ブックフェアにはなんの関係もないけどね。 (笑)

もしも現地で通訳を必要としている方がいらっしゃいましたら、
自信を持って彼女を推薦します。(ぺらぺらです〜)
作業着を着たジーザス
2007.01.17 (22:21) 日々のたわごと
さっき、なにげなくニュース番組にチャンネルを合わせたら、
昔住んでいた街でよく利用していた、自然食品店の店主・Yさんが映っていました。

今ではどうなっているのか分かりませんが、
当時その店は、まるで宮沢賢治の童話にでも出てきそうな趣で、
そこだけ他とは違う時間が流れているかのようでした。

店主のイメージを一言でいうと、作業着を着たジーザス。
インドの修行僧にも見えるし、ラテン・ミュージシャンにも見える・・・
テレビで見る限り、その雰囲気は昔とちっとも変わっていませんでした。

番組によると、Yさんは数年前に本格的な有機農業を始め、今では農業学校を開いて、
たくさんの人に自ら試行錯誤で構築した農法を伝授している様子。
農業に関わる活動だけが取材されてましたが、
Yさんは昔からいつも何かをしている“活動家”で、
奥さんが“あの人は動いてないと死んじゃう”なんていってたこともありました。

買い物に行くと、Yさんはゴツゴツした手で野菜を新聞紙にくるみながら
いつもちょっとだけ、さらりと、
どうしたら変えるべきものが変えられるのかを語ってくれました。
何も喋らなくても、Yさんの生きざま自体が一つの道しるべでした。

問題点を指摘することは誰にでもできますが、実際に行動し、
それを持続できる人は多くありません。
今もなお活動家であるYさんに、私は心底感動してしまいました。

店主Bは、番組を見ながら「カッコイ〜〜〜」を連発。(笑)
さらに「子供だった頃は、こういうかっこよさは分からなかっただろうな〜」とぽつり。

当時Yさんの店に行く時は必ず、買い物袋と
何度も使ってボロボロになった紙製の卵パックを持参しました。
そうしろと言われたわけではありませんでしたが、そうすることが自然でした。

今でも買い物袋は持参しているけれど、卵のパックは持っていきません。
この辺りでは、卵をバラで売っている店はないんです。
でもそれ以前に、最近ちょっと妥協があったかもしれません。

たまたま見たニュース番組でしたが、作業着を着たジーザスは
「それは“たまたま”なんかじゃないんだよ」と言うだろうな〜。
2007年の意味付け
2007.01.14 (19:01) 日々のたわごと
この週末、初詣出にいってきました。
2週間遅れのお正月休みです。
近年、お正月の風物詩がどんどん少なくなってきていますが、
紅白もおせちもお雑煮もない・・・となると、なんだかけじめが付かなくて、
新しい年を迎えたという実感が湧きません。
来年は絶対にお正月休みをしっかりとるぞ〜と今から決心しています。

しかし、年頭に立てる目標が「来年のお正月はしっかり休む」というのも
なんか悲しいものがありますね〜。

1月1日も、“お正月”という意味付けをしなければ、なんの変哲もないただの一日。
なんでもない日も、何かの意味付けをすれば、特別な一日になるんですよね。

意味付けをしないでいるのは楽だけど、つまらない。
どんな意味を付けるかは、自分次第。

さてさて、2007年はどんな一年にしようかな・・・
今日からまた少しずつ
2007.01.12 (00:18) お知らせ
久々にPCの前に座っております。店主Aです。
なんだかドタバタの年末年始で、更新もままなりませんでしたが
今日からまた少しずつリズムを取り戻してゆこうと思っています。

まずは、一昨日チェコから届いたばかりの新刊絵本から・・・
あけまして、おめでとうごいざます
2007.01.05 (23:49) 日々のたわごと
あけまして、おめでとうごいざます。

1-5

↑鼻先におべんとうをつけている店主C・・・



いぬ年は過ぎたのに「何故また犬??」って言わないでね。
うちにはイノシシがいないので、仕方なく今年も年賀状のモデルは店主Cになりました。

さてさて、本日からプレシャスブックスもぼちぼち店開きです。
が・・・例の引越し騒ぎで、新着アップは10日頃からになりそう。

今年もこんな調子で、ゆったり・のんびり・マイペースな更新になると思いますが
どうぞよろしくお願い致します。
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